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「ムサビのデザインV」開催

2015.09.01

武蔵野美術大学 美術館にて
「ムサビのデザインV:1960-80年代、日本のグラフィックデザイン」が開催されます。
永井一正(1929- )、田中一光(1930-2002)、福田繁雄(1932-2009)、
石岡瑛子(1938-2012)ら4名のデザイナーの作品寄贈を記念し、
ポスター約150点が公開されます。
高度成長期を迎えた日本のグラフィックデザインにフォーカスして、
印刷技術の向上により表現が多様化し、
職能としてデザイナーが確立しはじめた時代以降のポスターを展観します。
本展のポスター、フライヤーなどの広報物、展覧会図録を担当しました。
ぜひご覧下さい。

→美術館 website

「ムサビのデザインV:1960-80年代、日本のグラフィックデザイン」
Musashino Art University and Design V

会期
2015年9月1日(火)-11月7日(土)
会場
武蔵野美術大学美術館 展示室2、4
主催
武蔵野美術大学 美術館・図書館
助成
公益財団法人 花王芸術・科学財団

(以下、展覧会webサイトより)

このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では展覧会
「ムサビのデザインⅤ:1960-80年代日本のグラフィックデザイン
寄贈記念 永井一正・田中一光・福田繁雄・石岡瑛子のポスターから」
を開催いたします。

昨年度当館では、永井一正(1929- )、田中一光(1930-2002)、福田繁雄(1932-2009)、
石岡瑛子(1938-2012)ら4名のデザイナーについて、1500枚におよぶポスターの寄贈を受けました。
これを記念し、本展では、1960年代から80年代の日本におけるグラフィックデザインに焦点を当て、
4名のデザイナーの作品およそ150点を展示いたします。

1960年代から80年代は、戦後10数年を経て、
東京オリンピック(1964年)や日本万国博覧会(1970年)の開催に象徴されるように、
日本が飛躍的な経済成長を遂げ、成熟期へと推移していった時代でした。
これに伴ってグラフィックデザインナーへの要望も高まります。
従来主に企業に所属したグラフィックデザイナーは、その職能を確立させていき、
伝達する内容を決め、クリエーターを統括するアートディレクターへと、担う役割が変化しました。
また、〈ぺルソナ〉展(1965年)をはじめデザイン展も多く開催されるようになったほか、
宣伝美術協会(1960年)や日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA、1978年)などの団体も組織され、
デザイン振興には一層拍車がかかります。
こうした世の中の動向に伴う変化に加え、印刷のデジタル技術の幕開け、
すなわち写真製版からスキャナーによる製版へといった変化が、
グラフィックデザインにより多様な表現をもたらしたといえます。

本展では、この時期、第一線で活躍した
永井一正・田中一光・福田繁雄・石岡瑛子らのポスターをデザイナーごとに展示します。
それぞれの年代を追って見ることで、当時の雰囲気はもとより、
各人の表現がいかに変化していったかをご覧いただけることでしょう。

武蔵野美術大学 美術館・図書館
〒187-8505東京都小平市小川町1-736
Tel: 042-342-6004 Fax: 042-342-6451
http://mauml.musabi.ac.jp

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