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「モダンリビングへの夢―産業工芸試験所の活動から」開催
2017.05.08
武蔵野美術大学 美術館にて
「モダンリビングへの夢 ―産業工芸試験所の活動から」
が開催されます。
国内産業と輸出産業の振興を目的とした産業工芸試験所の活動を、
制作された試作品や国内外から蒐集された参考品から読み解き、
産業工芸としての日本のデザインがどのように作られたのか、その一端をご覧いただけます。
本展のポスター、フライヤーなどの広報物、 展覧会図録を担当しました。
ぜひご覧下さい。
会期:2017年5月22日(月)― 8月13日(日)
休館日:日曜日、祝日 ※6月11日(日)、7月17日(月・祝)、8月13日(日)は特別開館
時間:10:00-18:00(土曜日、 特別開館日は17:00閉館)
入館料:無料
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室2
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
共催:武蔵野美術大学 造形研究センター
監修:島直之(武蔵野美術大学 芸術文化学科教授)/柏木 博(武蔵野美術大学名誉教授)*特別監修
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関連企画
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鼎談:2017年6月24日(土)14:00-15:30(13:30開場)
会場:武蔵野美術大学 美術館ホール
出演者:藤森照信(建築史家、建築家、東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長)
柏木博(武蔵野美術大学名誉教授) 高島直之(武蔵野美術大学芸術文化学科 教授)
(以下、展覧会ウェブサイトより)
産業工芸試験所は、日本の商工省工芸指導所が1952年(昭和27年)に
改称改組して通産省工業技術院下に置かれた国の機関です。
1928年(昭和3年)、仙台市に設置された商工省工芸指導所は、
国内産業と輸出産業の振興を、工芸および今日的意味でのデザインから
行うことを目的としていました。その事業を引き継いだ産業工芸試験所では、
国内外から数多くの生活雑貨を参考品として収集し、
また国内各地の試験場、生産者とも協力してさまざまな種類の試作品を制作しました。
こうした参考品、試作品の多くは一般財団法人 工芸財団に移管され、
その一部が当館に寄託・保管されています。
それらの貴重な資料は、当時のデザインや技術、素材の特質を示すと同時に、
どのようなありうべき日本の生活スタイルを理想としていたのかを
浮かび上がらせるものでもあります。戦後、日本が復興し、
国際社会へ進出する経済成長の時代に、デザインや工芸がいかに社会や産業、
輸出貿易といった現実的な問題と関わり、貢献したのか。
また、世界のデザインや工芸のレベルをどのように考え吸収し、
日本のデザイン=産業工芸として昇華させたのか、その一端をご覧いただけることでしょう。