Prototype 02

Cover

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Detail

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Credit

Prototype 02

クライアント:
プロトタイプ展実行委員会

編集:
加藤純

アートディレクション、デザイン:
中野豪雄

2008. Oct

プロダクトにおいて量産化される前の、デザイナーの思想が最も詰まった実験的な段階とされる「プロトタイプ」。本展では30組の参加デザイナーが考案したプロダクトデザインのプロトタイプを公開する展覧会である。本展の図録自体も実験性に富んだ優れたプロトタイプであるべきという思想のもとでデザインを検討していった。
本書は表面に一組の作家の紹介をし、裏面では表面に関連した図版をシルバー一色で印刷している。透過性のある用紙を用いることで表裏が関係しあい、見開きのデザインが完成するという構造を持っている。
また本書は袋綴じ製本の仕様としており、ノド部分にくぼみを設けることで輪ゴムをかければ誰でも簡単に製本することができる。限られた予算で独創的なアプローチを検討していった結果、500部の制作を参加デザイナー自身が手作業で製本を行うことで(一人16冊程度)、通常の量産型の印刷物には見られない、なおかつ製本代ゼロ円というコストパフォーマンスに富んだ仕様が実現した。
さらに、各ページの裏面に展示キャプションを自前のプリンタ出力で印刷することで、展示キャプションへの流用も実現している。
結果的に本書の仕組みに共感した主催者の意向により急遽展示スペースが設けられ、プロトタイプ展の一員として本書の展示が実現した。

Prototype 02

Client:
Prototype Exhibition Excutive Commitee

Edit:
Jun Kato

Art direction, Design:
Takeo Nakano

2008. Oct

Prototype 02