Cover
Inside
Detail
Credit
終わりなき近代
— アジア美術を歩く2009-2014
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クライアント:
グラムブックス
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デザイン:
中野豪雄
川瀬亜美
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2014. Sep
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福岡アジア美術トリエンナーレの企画者である黒田雷児が、2009年から2013年まで連載を続けた新美術新聞のコラムを、書き下ろしを加えて束ねた書籍。
多様な価値観渦巻くアジア文化とグローバルスタンダードとの拮抗、フィールドワークによって浮かび上がったオルタナティヴな美術市場など、本書で語られる複雑なアジア美術の特質を造本化した。
カバーでは、著者による路上観察写真を用いて手作業でコラージュしたものを撮影し裁ち落としで配置し、裏面では本文にて言及されている全ての場所をマッピング。路上で見る視点と鳥の目で見る視点を、表裏の関係で構成した。
本表紙の表1は西洋的な近代建築、表4では生活感漂う土着的な住処を対置させ、表裏の写真はめくる方向にあわせて小口へと延長する。
本文は新聞明朝を用いて、新聞の連載であることを直接的に示しているが、タイトルの下部には訪ねた場所をマッピングするなど、様々な読者の視点を呼び込む構造とした。さらに本文用紙は素材も色も異なるものを織り交ぜ、内容とは無関係にマテリアルが入れ替わる。
物事の価値観をフラットに扱うグローバリゼーションとは全く異なる、アジア美術の複雑で複層的な状況を、書物の造形要素へと翻訳していった。
Behind the Globalism:
Sketches on Asian Contemporary Art 2009-2014
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Client:
grambooks
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Design:
Takeo Nakano
Ami Kawase
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2014. Sep