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Credit

TAKEO Digital page2017

クライアント:
竹尾

アートディレクション、デザイン:
中野豪雄
川瀬亜美

2017. Feb

近年、急速に開発が進むデジタルプリント(レーザープリンターやインクジェットプリンターを用いた従来のアナログな製版工程がない印刷技術)と紙の商社・竹尾がリリースするファインペーパーを組み合わせ、印刷技術と紙メディアの可能性を提示する展示会のデザイン。
L字型の壁面では、片側をレーザープリントと竹尾のファインペーパーとの組み合わせの事例を紹介し、もう片方ではインクジェットプリントと竹尾が開発したインクジェット専用紙との組み合わせを紹介する構成とした。
レーザープリントの壁面では、100種類以上に及ぶ竹尾のファインペーパーを網羅的にタイル張りし、一部分をクローズアップするかのように壁面から浮かせ、そこに様々な機種で印刷したレーザープリントのカラーチャートを掲載した。これにより、ここで紹介する印刷事例のみならず、他の用紙に印刷したらどうのような効果が出るのかを来場者が想像を巡らせるようにし、常駐するスタッフとの会話のきっかけを生む仕掛けとしている。
インクジェットプリントの壁面では同一のグラフィックパターンを用いて、主に大判出力で効果を発揮する技術として紹介している。展示パネルのサイズが異なるのは、小サイズではヒューレットパッカーが独自に開発した液体トナーを用いた印刷技術「Indigo」を紹介しており、レーザープリントの中でも比較的大判の用紙に印刷できることを示している。中サイズ、大サイズでは、「インクジェットプリント」と「UVインクジェットプリント」の種別を示しており、前者は写真印刷や絵画の再現など視覚的効果の高い内容に適した印刷技術であることを示し、後者は壁紙などの巨大な壁面に対応可能であることを示した。
展示台では、竹尾がリリースしている「デザイン封筒」に印刷した事例の紹介や、本展示に合わせて作成したカード、ペーパートレー、パッケージ、ボックスなど、紙のプロダクトを例にした様々な展開の可能性を提示している。
展示台の上面は、展示しているプロダクトと同じ紙にし、展示物と展示台が同じ質感・色彩で統一されている状態にした。

TAKEO Digital page2017

Client:
Takeo

Art direction, Design:
Takeo Nakano
Ami Kawase

2017. Feb

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