news

3index2

「ムサビのデザインIV」開催

2014.07.30

武蔵野美術大学 美術館にて
「ムサビのデザインIV 1980-1990’s:エットレ・ソットサスとヌオーヴォ・デザイン」
が開催されます。
日本の照明器具メーカー・ヤマギワとのコラボレーションでソットサスが制作した
27点の照明デザインを中心に、ポストモダンの潮流が頂点に達した80~90年代の
プロダクトデザイン・コレクションを公開する展覧会です。
ポスター、フライヤー展覧会図録等を担当しています。
ぜひご覧下さい。

→美術館 website

 

ムサビのデザインⅣ
1980-1990’s:エットレ・ソットサスとヌオーヴォ・デザイン

Musashino Art University and Design Ⅳ
1980-1990’s: Ettore Sottsass and nuovo design

会期
2014年9月8日(月)-10月27日(月)

会場
武蔵野美術大学美術館 展示室2

主催
武蔵野美術大学 美術館・図書館

共催
武蔵野美術大学 造形研究センター

このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では展覧会
「ムサビのデザインⅣ 1980-1990’s:エットレ・ソットサスとヌオーヴォ・デザイン」を開催いたします。
「ムサビのデザイン」展の第4弾となる本展では、イタリアの建築家であり
デザイナーのエットレ・ソットサス(1917-2007)に注目し、
ポスト・モダンのデザインのうねりが頂点に達した1989年に、
彼がデザインした照明27点を一挙に展示します。
同時に、ソットサスがミラノで結成したデザイン・グループ「メンフィス」(1981年)
に代表される、1980年代頃から国際的に隆盛し、
ヨーロッパのほか日本にも広まった「ラディカルな」デザインの動向を振り返ります。
約50点の作品を通して、本展は、規範的なデザインの枠にとらわれない
ユーモアに溢れる先鋭的なデザインの数々に触れる機会となるでしょう。

1.
1950-70年代にかけて、オリベッティ社のコンサルタント・デザイナーとして活躍した
ソットサスの仕事を紹介。

同社で手がけた機器類のなかでも名作といわれる、
真っ赤なタイプライター「バレンタインS」(1969年)や、
快適なオフィスライフのために考え抜かれたインテリアデザインの数々を
ご覧いただきます。

2.
ソットサスと日本との関係を示す、照明器具の貴重なプロトタイプ26点と復刻品1点を
実際に点灯しながら展示 。

ペンダントランプ、ブラケット、フロアランプ、
テーブルランプと用途が多様であり、木・金属・大理石・ガラスなどの
異素材を組み合わせた斬新な形と鮮やかな色彩が、
時には異様なまでの存在感を放ちます。この照明器具は1989年に、
かねてから交流のあった日本企業・ヤマギワの依頼によってデザインされました。
先述のオフィス用品とは対照的に、私的な空間のためのものである一方で、
個人の趣向を超えて一部がグッドデザイン賞を受賞しており(1991年)、
現在も販売されています。

3.
1980年代以降に活躍したグループやデザイナーの作品から、
「ラディカルな」デザインの動向を振り返ります。

機能性や生産性を重視した従来のモダニズムとは異なり、
1980年代頃から、「ニュー・デザイン(イタリア語でヌオーヴォ・デザイン)」とよばれた、
多様な素材と歴史的要素を折衷した新傾向のデザインが隆盛しました。
1981年、ソットサスはデザイン・グループ「メンフィス」を結成、型破りな家具を
数多く世に送り出します。この新しいデザインの動きは、
国際的なデザイナーの交流のなかで、ヨーロッパや各地に影響を与えますが、
日本のデザイナーにとっても例外ではありませんでした。
ここでは、メンフィスの名作家具「カールトン」(1981年)とともに、
倉俣史朗(1934-1991)や梅田正徳(1941- )らソットサスゆかりのデザイナーによる家具も展観します。

武蔵野美術大学 美術館・図書館
〒187-8505東京都小平市小川町1-736
Tel: 042-342-6004 Fax: 042-342-6451

サイト設定

news